幸せな家づくり 2014 Autumn
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116 家づくり 知っておきたい基礎知識 住みたい土地の状況を確認しよう  家を建てるには原則として「幅員4m 以上の道路に2m以上接している土地」で あることが建設の条件。道路が4m未満 の場合、不足分は宅地から削られること になります。電気・水道は引かれているの か、また引き込みが可能なのか、農地の場 合は宅地に転用できるのかの確認も必要 です。 家が建てられる 土地なのか?  土地には用途を大まかに定めた用途地 域指定がなされていて、全部で13区分さ れています。それぞれ建ぺい率(敷地面積 に対する建築面積の割合)、容積率(敷地 面積に対する延床面積の割合)、住宅中 心か、マンション・オフィスビル・店舗・遊戯 施設などが建設可能かなどが分かりま す。用途地域によって家の大きさを考え たり、将来の周辺環境を推測したりでき ます。 用途地域は 何に該当?  そこにどのようなマイホームを建て、 どういったライフプランで生活するのか。 将来設計も含めたイメージを持ち、その イメージに合った生活環境の場所を探す ことが土地選びには大切です。小中学校 等の教育施設やスーパー、金融機関や医 療機関など毎日の通勤・通学・買い物の利 便性や、公園など休日の活動圏・生活圏に も気を配り、家族全員で話し合いましょ う。 家族を取り巻く 生活環境は?  快適な住まいには、日当たりと風通し のよいことが必須条件です。日当たりや 風通しを考えると、「東と南が道路になっ た角地で、東西に長い土地」が住宅地とし て理想的だといわれますが、価格が高く なります。多少条件が悪くても建物の配 置や設計で改善できるので、ベストでなく てもベターな土地を探しましょう。斜面の 場合、緩い南下がり斜面や南東下がりの 斜面が日照・通風からも理想的です。 日当たりや 風通しは?  後方が崖や山だったり、切り取り地・盛 土地・川の近く・軟弱地盤などの場合、大 雨などによる鉄砲水・山崩れ・土砂崩れ・洪 水・地震などの災害に対して安全かどう か要注意です。地盤や自然災害などの履 歴は自治体で公開しているので、事前に 確認しておきましょう。地質や土壌、埋設 物などについても確認する必要がありま す。地盤が緩いと欠陥住宅の原因となり、 酸性土壌や残留重金属などがあとから発 見されるケースもあります。 地盤はしっかりして いるか?  土地探しは、できれば設計の分かる人 と一緒に行きたいものです。自分たちで行 く場合、気に入った土地が見つかったら一 度だけで済ませずに何度も足を運んでチ ェックしましょう。できるだけ平日で雨の 日に電車やバスで行き、自分の目と足で 確かめてみることをお勧めします。平日 だと近隣の工場操業などに伴う騒音や臭 いなど、雨の日だと敷地や道路の排水状 況、電車やバスだと交通の便や交通量な どが分かります。 何度も 訪ねてみる土地選び  土地は、家族の暮らしが長年にわたって営まれる重 要な場所。建築に大きな制約のある土地ではないの か、地盤はしっかりしているのか、自分たちのライフ スタイルに合っているのか、街の雰囲気はどうか…焦 らず納得いくまで探しましょう。

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