幸せな家づくり 2014 Autumn
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118 家づくり 知っておきたい基礎知識 それぞれの長所を把握し、得意な工法などを知りましょう  広範囲な営業網を持つ大手のハウスメーカーは、 部材の生産や施工の工場生産比率を高めてシステ ム化を図っています。材料の品質が比較的安定して おり、工期が短いこと、土地探しや資金計画、アフタ ーケアまで家づくり全般にわたるサービス体制が整 っている点などが長所です。 ハウスメーカー  営業網を比較的狭い地域に限定し、地元に密着し た工務店は、その土地の気候風土に合った家づくり を得意とします。建て主の希望や条件に合わせた自 由設計が基本で、小回りが利くので素早い対応、融 通をきいてもらうことなども期待できます。これま での実績や評判を確認しやすい利点も。 工務店  建築家を通した家づくりの場合、設計は建築家が 行い、施工は工務店が行います。建て主の要望を汲 み取って的確に形にし、個性的でデザイン性の高い オンリーワンのマイホームを実現してもらえます。 敷地条件や予算、法規制など多種多様な条件にも 柔軟な対応が期待できます。第三者の立場で工事 監理も担当してもらうことができます。 設計事務所(建築家)  数多くのハウスメーカー、工務店、設計事 務所の中から、自分に合ったパートナーを探 すためのチェックポイントを紹介します。 依頼先探しのチェックポイント 依頼先と工法  家づくりは、施主・設計者・施工業者の3者が一体と なって進められます。理想のマイホームを実現するた めには、パートナーとなる依頼先選びが重要なポイ ントになります。  日本の伝統的な家の建て方で、「在来工法」 とも呼ばれます。柱や梁、桁などで骨組みをつ くり、角材や板を縦横に組み合わせて建物の構 造をつくります。加工が容易でどんな間取りや デザインにも柔軟に対応でき、リフォームしや すいのも特長。筋交いを入れたり、部材の接合 部に補強金具を用いるなどして耐震性を高め ています。 木造軸組み工法  北米の伝統的な木造住宅の建て方。断面が2 ×4インチを主体とした木材で枠を組み、それに 構造用合板を釘打ちした枠組み壁で構成して いく工法で、「枠組み工法」とも呼ばれます。壁・ 床・天井の6面体の箱型構造で、地震などの外 力を面全体で吸収・分散し、揺れや衝撃に強さを 発揮します。 2×4工法  床・壁・天井をパネルで構成する施工法で、2× 4工法と同じく6面体のボックス構造になるため 耐震性に優れています。ハウスメーカー独自に 開発したパネルを工場で生産し、現場で組み立 てるため工期が短いのも特長です。 木質系パネル工法 まずはカタログや雑誌、インターネット、 さらにモデルハウスを参考に、どんな住 まいづくりを得意として、予算の目安はど うなのかなどの基本情報を知り、自分た ちの住まいのイメージに合う依頼先をリ ストアップします。 営業や設計の担当者が、皆さんの思いや 希望をしっかりと受け止め、誠意ある対 応をしてくれるかどうか。気軽に相談で きて信頼でき、良好なコミュニケーション を築けるかが大切です。 この業者にお願いしようかなと思ったら、 その業者が現在建築中の建物があれば まず見に行きましょう。現場は業者の仕 事ぶりを物語っています。 住まいは建ててからが大切です。建てて 終わりではなく、その後のアフターケア やメンテナンスまで相談でき、きちんと 対応してくれるところに依頼しましょう。

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