幸せな家づくり 2014 Autumn
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123 家づくり知っておきたい基礎知識  住宅リフォームでは、必ず複数社から見積もりを取り、比較して、極端に 安い場合、逆に高額な場合などは、理由を確認します。特に、高齢者を狙っ た点検商法などの詐欺には注意が必要です。信頼の置ける業者選びをしま しょう。  また、リフォーム費用は、100万円以下の軽微なリフォームから1000万 円を超える大掛かりなものまで、さまざま。予算を超える場合は、優先順位 を付けなければなりません。中身をじっくり検討して、必要な工事を依頼し ましょう。  国や地方自治体では、リフォーム減税や補助金などの優遇制度を設けて います。賢くリフォームするためには、これらを上手に活用しましょう。 リフォームは必ず複数社から見積もりを 中身をじっくり比較検討して依頼しましょう!  住宅リフォームには、大きく分け て次の3つがあります。  1つ目は、「耐震リフォーム」。主に 昭和 56 年5月 31 日以前に建てた家 が対象で、耐震診断により強度を調 べます。その上で、地震に対する強 度を高める必要があれば、耐震改修 工事をします。 ①耐震診断は、簡易なもの(日本建築 防災協会のホームページに「誰でもで きるわが家の耐震診断」)から、市町村 が専門家を派遣する無料の耐震診断、 建築士が行う有料の耐震精密診断が ある ②耐震リフォームは主に耐震改修工事 と耐震補強工事の2種類がある。補強 工事は家全体のバランスを考えなが らリフォーム時に行うのがベスト。寝室 を優先する 耐震リフォーム  2つ目は、「省エネリフォーム」。壁 や屋根、窓などの断熱性能が悪くて 外気温の影響をじかに受ける場合、 快適な室温になるように改修しま す。同時に、設備を新しくすること でも省エネ効果がアップします。 ①居室の全ての窓の改修をする ②①の工事と併せて、床・天井・壁の断 熱工事を行う ※自己資金でリフォームを行う場合は 投資型減税が適用され(条件あり)、①の 工事と併せて行う太陽光発電設備の取 り換えや取り付け工事も対象に加わる 省エネリフォーム  3つ目は、「バリアフリーリフォー ム」。〝両親が高齢のため、部屋をバ リアフリー仕様にしたい〞というと きはもちろん、自分たちの将来も見 据えて、長期的な視点で快適に過ご せるプランの検討が必要です。  リフォーム工事費の他、仮住まい への転居費などが発生することも考 えておきましょう。 ①車椅子で移動しやすいように、出入 り口や通路の幅を広げる ②階段の勾配を緩やかにする ③浴室またはトイレを高齢者が使いや すいように改修する ④床の段差を解消、床材を滑りにくく する、または手すりを取り付ける ⑤開き戸を引き戸にする、ドアノブを換 える─など バリアフリーリフォーム 平成 29 年 12 月までの優遇措置(※消費税8%または 10 %の場合) ◆投資型減税      ◆ローン型減税  ◆住宅ローン減税 所得税の最大控除額(工事完了年) 耐震リフォーム 省エネリフォーム バリアフリーリフォーム 3つのリフォームを 併用した場合 25万円 25万円 (35万円) 20万円 70万円 (80万円) 所得税の最大控除額 (リフォーム後、居住開始年分から5年間) ※1年当たり最大12.5万円 省エネリフォーム バリアフリーリフォーム 合計62.5万円 合計62.5万円 所得税の最大控除額 (リフォーム後、居住開始年分から10年間) ※1年当たり最大40万円 所得税 40万円/年 住民税 (所得税で控除 しきれない場合) 合計400万円 控除上限額 13.65万円

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