2014S 住宅本
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EFD15 14・このキッチンができるまでの エピソードを教えて。 建築途中も大工さんとたくさん話をしました。予定になかったのですが「雨が降り込まないように」と入り口のひさしを作ってくれたり、教室をするなら子どもが汚してもいいようなクロスがいいよ、など教えてくれたり。プロの意見に・なるほど_と思うことがいろいろありました。屋根裏に収納スペースを作ってくれたのもうれしかったですね。・これから家を建てる人へ、 アドバイスを。 私の場合は、お菓子を一個作る過程を考えると、自然に必要な物の大きさや置き場が決まったので、普段の料理をするときのイメージをされるといいかもしれませんね。あとは、色や形、雰囲気など、自分の希望を写真などで具体的に伝えながら、設計士さんや大工さんなど、プロの方に相談していくといいと思います。・一番のこだわりポイント・ お気に入りポイントは? カフェオレボウルのような陶器の手洗い鉢。霧島の陶芸家にお願いして焼いてもらいました。合わせて設置した水道は、小さな子どもでも使える高さに。また、これから鏡を付けたり、周りに敷き詰めるタイルを自分で作ったりゆっくり仕上げていこうと思っています。・収納・整理で気を付けている ことは? 好きなモノしか手に取らない、気に入ったものしか買わないようにして、買った後は長く大切に使うようにします。また、菓子材料の入った空き缶や、瓶などもなかなかデザインがレトロで再利用。作業のために、何も置かない部分と、眺めるだけでホッと気持ちが和むような趣味の部分を作っています。焼き物作家にオーダーして作ってもらった手洗い鉢に、真ちゅうの蛇口がアクセント。お菓子教室にやってくる子どもたちにも使える高さに設計したのもこだわりです。白い壁に「ソラマメ色を」と依頼したカラーが印象的。西洋風のアプローチを上がると、するするっと横開きの大きな扉。機器の出し入れやお菓子の搬出にも便利です。可動式の棚は、左下に置かれた曾祖父の代から大切にしている食器棚の幅に合わせて、父親がDIYで手掛けたもの。大きさの違うカッティングボードやベトナム風のボウルなどお気に入りであり、実用性もある道具がたっぷりと収められています忙しい日は、朝から教室・片付け・次の日の準備・いただいた注文の製造と、終日この工房で過ごすことになります。お気に入りのモノやスペースを眺めるだけでも、バタバタしていた気持ちが癒やされるので、大切にしています。大好きなソラマメ色大きな引き戸で使いやすくオーダーメイドでとことんこだわる好きなものを飾り、ホッと一息つける空間料理がもっと楽しくなるキッチンの秘訣Interviewお菓子づくりに使う包丁やナイフ。「私の故郷である種子島の包丁は、冬場の凍ったチョコレートもサクサク刻める優れもの。師匠に教えられて築地で買ったものなど、一つ一つに思い出があり、どれも私の喜びや涙を知っている大切な道具たちです」。種子島包丁筋引き包丁ペティナイフ菓子教室で生徒さんと作った三日月サブレやクッキー。サクサクと軽い食感で優しい口溶けがコーヒーにぴったりです。「一つひとつ違ったマグカップで出すのが好き。・私はコレ・とか、・今はこの気分・と選んで楽しむと、気分も味わいも違いますよね」。ミニョンの焼き菓子お気に入りのモノTea Time Favorite Item 上野さんのおもてなし

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